住宅街での交通事故の特記事項

住宅街での交通事故の場合には、基本過失割合に加えて、住宅街ならではの調整項目があります。

歩行者との事故との過失調整について

住宅での事故の場合の代表的な過失調整については以下のものがあります。

車両側過失アップ調整

  • 住宅・商店街の過失調整
    朝夕の通勤者が多い時間の場所でも、この調整が入ることがあります。
  • 幼児・児童・身体障碍者・高齢者(65歳以上)の過失調整
    危険回避能力が低い対象者には、車側が注意する必要があります。
  • 自動車の速度超過
    住宅街では速度超過になりやすい。
  • 集団登校・集団通行
    子供が集団で登下校している場合には車から発見しやすくなるための調整です。
  • 車側の著しい過失・重過失がある場合
    飲酒運転・携帯電話の操作など。内容によっては10~20%の調整が入ります。
  • 歩道と車道の区別がない道路
    車側が注意する必要があり、5~10%前後の調整が入ります。

歩行者側過失アップ調整

  • 直前直後の横断
    回避不能のタイミングの場合
  • 夜間での事故
    車両からは見えにくく、歩行者からはヘッドライトなどで気づきやすい要素がある。

自転車との事故

自転車は軽車両に該当するため、交通事故が起きた場合には、歩行者がはねられるものより厳しい結果になることがあります。

  • 幼児・児童・身体障碍者・高齢者(65歳以上)の過失調整
    危険回避能力が低い対象者には、車側が注意する必要があります。
  • 自動車の速度超過
    住宅街では速度超過になりやすい。
  • 車側の著しい過失・重過失がある場合
    飲酒運転や携帯電話の操作など。内容によっては10~20%の調整が入ります。
  • 自転車側の著しい過失・重過失がある場合
    飲酒運転や携帯電話操作、片手運転など

※自転車(軽車両)には、交差点進入時の一般的注意義務(道交法36条4項)があるため、優先道路を走行していた場合であっても、過失が完全にゼロになることは難しいです。

補足関連記事

交通事故のスピードと死亡率の関係

交通事故で相手を死傷させた場合の刑事責任の種類と量刑について

事故に巻き込まれ、人を死傷させた場合の運転手の刑事責任などについて

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA