対物賠償保険の範囲と内容、保険金について

対物賠償保険について

対物賠償保険とは

補償内容について

自動車を運転中に他人の財産に損害を与えてしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に損害賠償に対して保険金が支払われる保険です。

この財産は、非常に幅広く相手の車両や家や壁などの他人の所有物以外にも、国の財産であるガードレールや信号機などが含まれます。

また目に見える財産だけでなく、商業用車両の逸失利益や従業員の給与、廃棄した商品の代金、レッカー代などもこれに含まれます。

またペットや家畜など誰かの所有物であれば生物も含まれ、補償の対象となります。

しかし例外として、野生動物であるキツネや鹿、イノシシやカラスなどの動物は、賠償責任が発生することがないため保険の適用外となります。

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対物賠償保険の範囲

保険金を支払う範囲について

対物賠償保険の適用範囲

自動車の事故などで他人の財産に損害を与えた場合に出る保険であるため、運転者の財産などは適用外となります。

保険金を支払わない場合

故意で起こした事故の場合には保険金は支払われません。

また戦争・暴動・地震・噴火・台風・洪水・高波・津波・原子力などの危険によって生じた損害も免責扱いとなっています。

※無免許運転、酒酔い運転の場合などは、被害者救済の観点から対物賠償保険は支払われます。

対物賠償保険の保険金について

保険金設定はいくらがいいのでしょうか?

「無制限」の一択です。

1億円や3億円など金額設定をすることも可能ですが、自動車事故では相手の財産にどれだけの損害を与え、どれほど莫大な請求が来るのかまったくわかりません。

踏切で立ち往生して電車と衝突した場合には、電車の修理代だけでも莫大な請求が来るほかJRなどが顧客に支払う損害賠償やダイヤの乱れによる逸失利益など数億円単位で請求が来ることも考えられます。

高速道路を破損させ、修理に2か月かかった事案では、訴訟中ですが数十億円の損害賠償請求が来ています。

保険金が減額されるケース

事故を起こした状況から相手側にも過失があると認められる場合には、その過失割合に応じて損害賠償額が減額される事があります。

自動車の車対車の事故の場合、多くの場合、双方に過失割合がつくのが普通です。

また相手の過失が100%である場合には、無責事故になり、相手に損害が大きくても損害賠償額は発生しないことになります。

対物賠償の減額により、トラブルが起きること

保険トラブルで多いのが、対物賠償保険での保険金が修理費に届かないという場合です。

保険金は原則として、時価と呼ばれる財産の価値以上の支払いをすることができないため、相手の車が極端に古い年式の車の場合には時価額が低すぎて修理代が保険金から賄えないということになります。

この場合には対物超過特約をつけておくことで、修理する場合に限り、+30~50万まで修理の上限を時価より引き上げることができます。

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