【判例】小学生が授業中に車にはねられた事故をめぐり、県と市などに7,270万円の支払いを命じる判決

判決内容

2017年9月15日 横浜地裁小田原支部 原洋三裁判長

神奈川県平塚市で、小学6年の男児(当時12)が、図工の授業中に公道で絵を描いていたところ、車にひかれて亡くなった事故をめぐり、遺族が県や市などに約9千万円の賠償を求めた訴訟で、担任教諭の過失を認め、県と市が車の運転者と連帯して7,270万円を支払うよう命じました。

事故の内容

2014年10月、神奈川県平塚市土屋小学校の正門前の公道で、男児が道路にしゃがんで絵を描いていたところ、別の児童を迎えに来た保護者の車にひかれ、亡くなった事故です。

判決は「担任教諭は公道で絵を描くことを認めれば、事故に遭う可能性を容易に予見できた」と認定。

にもかかわらず、安全措置を取らずに校外での写生を許可したとして、学校設置者の市と、教諭の給与を負担する県も責任を負うとした。

同市教委は「判決を重く受け止める。内容を精査して今後の対応を考える」とコメントを出しました。

市教委は2017年7月に、事故の原因などを検証する第三者調査委員会を設置すると発表していました。

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