高速道路や一方通行の道路を逆走した場合の罰則と事故時の過失割合について

高速道路を逆走した場合の罰則について

高速道路を逆走した場合の罰則

高速道路の逆走は、法律的には、”道路交通法75条の5で、高速自動車国道等では『自動車は、本線車道においては、横断し、転回し、又は後退してはならない。』されていて、逆走は【後退】として取り扱われます。

この場合の罰則は、第百十九条第一項第二号の二の『三月以下の懲役又は五万円以下の罰金に処する』となっています。

一般的には裁判せずに、左側通行の原則に違反したとする行政処分の『通行区分違反』として、反則金、違反点数2点となるのが多いです。

反則金について(通行区分違反)

種類 反則金
大型車 12,000円
普通車 9,000円
自動二輪車 7,000円

高速道路を逆走し、交通事故を起こした場合

刑事責任について

高速道路を逆走した場合には、相対速度が200km/h近くになることもあるため、大事故になり、死亡事故につながりやすくなる大変危険な行為となり、逆走するに至った経緯によっては、『過失運転致死』ではなく『危険運転致死傷罪』の刑事責任を問われる可能性もあります。

交通事故で相手を死傷させた場合の刑事責任の種類と量刑について

 

民事責任について

過失割合については、高速道路で逆走する車がいることに気づいてから衝突するまでの時間は、わずか数秒しかなく、また追越車線を走行している場合には、通常走行車線に車がいるので、車線変更も困難であるので事故を回避するのは簡単なものではありません。

そのため、逆走側が100%過失となるのが普通です。

しかし、見通し良く回避することが十分可能と判断される場合には、正常な走行をしていても過失が問われる可能性もあります。

一般道路を逆走した場合の罰則

一般道路を逆走した場合の罰則について

道路交通法上の通行禁止違反 となり、違反点数2点と反則金があります。

反則金について(通行禁止違反)

種類 反則金
大型車 9,000円
普通車 7,000円
自動二輪車 6,000円
原付・小型特殊車 5,000円

 

一方通行道路を逆走し、交通事故を起こした場合

判例タイムズ(事故の判例集)には掲載されていないため、あくまで参考としてご紹介します。

(1)一方通行を逆走した自動車と正面衝突した場合

幅員が狭く、見通しが悪い道路である場合など、回避できないと考えられるものであった場合には、注意義務違反がすべて免除されるものではありませんが、逆走側の100%過失で和解する例が多いようです。

(2)すれ違おうとして接触事故を起こした場合

幅員が狭い道路を走行し、すれ違おうとお互いがスピードを落として接触事故を起こした場合には、過失割合は50:50で和解することが多いのですが、道路が一方通行であった場合には、逆走側に90%過失で決着することが多いようです。

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