交通事故の任意保険基準による損害賠償について

任意保険基準による損害賠償について

任意保険基準とは

損害賠償を請求する計算するものは3種類あり、裁判での過去の判例に基づき、正当な損害賠償額を計算する弁護士基準、被害者に対する最低限の補償を確保する自賠責基準。そして両者の中間に位置し、示談での落としどころの基準になる任意保険基準というものがあります。

つまりは任意保険基準というのは、過去の判例で示された損害賠償額には及ばないものの、被害者と和解するために保険会社各社で設けたという基準になります。

また保険会社との交渉では、この金額をこえて決着することが難しく、納得がいかない場合には、弁護士を通じての交渉が必要になります。

任意保険基準のメリットについて

現実的には、過去の裁判で認められた正しい損害賠償額を請求するには弁護士に依頼するしかなく、保険会社との交渉ではかなり難しいものとなります。

良くある落としどころとして保険会社が考えている示談金額は、正規の損害賠償額の30~40%程度になることが多く、稀に自賠責基準を下回る事さえあります。

それでも任意基準を選択する次のようなメリットがあります。

(1)事故処理の早さ

賠償金額にもよりますが、莫大な時間と労力をかけて裁判で争うより、早期解決をはかり、心労から解放され、気持ちの整理や治療の専念できる。

(2)各種サービスの提供

保険会社との示談がうまくいっているときは、病院が治療費の支払いを保険会社に直接してくれたり、自賠責保険や任意保険の請求などの窓口を一本化してくれるなど被害者にとって便利で嬉しい各種のサービスを提供してもらえるため、煩わしさから解放してくれます。

加害者が取るべき当たり前のことでも、それを保険会社が責任をもってやってくれるという安心感を提供してくれます。

 

交通事故紛争センターの利用について

弁護士を使うほどでもないものの、保険会社の提示額を受け入れがたいという場合には、交通事故紛争センターを利用することをお勧めします。

交通事故紛争センターでは、実費のみ負担が生じますが、基本的に無料で相談にのってくれますし、賠償額について中立な立場で算定してくれるため明確な基準ができあがります。

また裁判するよりずっと早い決着をはかることができます。

相手保険会社から低い賠償額を提示され、反応がにぶく放置されがちになったり、裁判での決着を求められるようになった場合には、一度交通事故紛争センターに相談することをお勧めします。

交通事故紛争センターについて

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