歩道上では、歩行者には原則過失なしという目安 ~自転車と歩行者の交通事故

自転車と歩行者の歩道上での交通事故では原則過失相殺なし

道路交通法の改正により2008年(平成20年)から自転車は車道を走行することを厳格化し、歩道を走行するときの要件も明確にしました。

しかし自転車と歩行者の人身事故が多く、これを重く考えた東京、名古屋、横浜、大阪などをの主要4地裁の交通事故専門裁判官は、2010年(平成22年)3月に法曹雑誌上で誌上討論を行った結果、「歩道上で自転車が起こした歩行者との人身事故」については原則として歩行者に過失がないものとする基準案を作りました。

提案基準は現在まだ目安にとどまらず、今後検討が重ねられていきますが、歩道上での自転車の責任を重く考えるものとなりそうです。

 

最近の判例では、特に自転車に関わる事案が目立つようになっており、自転車と歩行者との関係のみならず、自転車と四輪車との接触事故においても、自転車を車両と考えて厳しく過失を追求されている傾向にあるように思われます。

名古屋地方裁判所 平成22年11月15日判決では8歳の男子児童が運転する自転車が一時停止を無視して起こした交通事故について50%の過失を認めるほどであり、以前とはずいぶん感覚が変わってきているようです。

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