自動車交通事故での無責事故とは何か?(無責事故の発生率)

無責事故とはなにか?

無責事故とは、100-0事故で、被害者が悪い事故のことです。

損害賠償請求は自分が受けた被害額のうち、相手の過失分しか請求することができないため、被害者側に過失が100%あるとされた事故では、どんなに大きな被害を被った場合でも一切の損害賠償請求をすることができないものとなります。

更に過失が100%とされた被害者は、損害賠償請求ができないだけでなく、逆に相手の被害額の全額を損害賠償請求されることになります。

どんな場合に無責事故になるのか?

被害者側が100%過失になるケースには次のようなものがあります。

  • 交差点で信号無視が原因である交通事故
  • センターラインをオーバーしたことによる事故
  • 止まっている車に追突した場合の事故
  • 調整が複数入り過失が消える場合(無免許の方が飲酒運転で速度超過し、合図なしに車線変更し衝突したなど)

 

参考【自賠責保険の重過失減額制度】について

相手にちょっとでも過失があり、被害者の過失が100%とならない場合には、重過失事故となり被害者を保護する制度があります。

関連記事:交通事故の重過失事故とは?「重過失減額制度」について

死亡事故では、無責事故の発生率が10倍になる。

過失割合は事故当事者の供述と現場の様子から決まりますが、いずれかの運転手が死亡している場合には統計上無責事故とされやすく、被害者が生存している場合と比べて10倍近く変わってきます。

平成27年度のデータでは

事故種類 全体の人数 無責人数 発生率
死亡事故 4,113名 375名 9.12%
傷害事故 711,374名 6,509名 0.91%

 

出典:損害保険料率算出機構『自動車保険の概況』(平成27年度データ)

無責事故にならなかった場合には、どうなるのか?

被害者の過失が100%でない場合には、”重過失事故”となり、取り扱いが全然違ってきます。

重過失事故では、過失が70%以上の被害者を救済するための制度として、自賠責保険の「重過失減額制度」が利用することができます。

 

交通事故の重過失事故とは?「重過失減額制度」について

無責事故になりそうで取り扱いが難しいもの

高速道路で走行車線に停車した車に追突した場合の過失割合について

駐車場の敷地内でバックした際に、後ろで止まっていた車にぶつけた事故

緊急走行のパトカーなどの緊急車両と交差点で、出会い頭に衝突した場合の過失割合について

交通誘導員のミスにより起きた交通事故の過失割合

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