交通事故紛争センターについて

交通事故紛争センターについて

運悪く交通事故に遭遇した場合において、相手保険会社からの損害賠償の提示額に納得がいかないという事は良くあります。

特に相手の過失が100%である場合には、自分の任意保険の保険会社は弁護士法の関係で示談代行を行う事ができず、素人が相手保険会社を相手に損害賠償の交渉をすることになりますが、

相手は交通事故のプロであり、あの手この手で賠償額を下げてくる工夫をしてきます。

損害賠償の示談がスムーズにいかない場合には、「公益財団法人交通事故紛争センター」(以下:紛セン)に相談をしてみることが良いと思います。

流れについて

1.電話予約

紛センの利用の申込をするときは、必ず事前に電話等で相談日時の予約が必要となります。

月曜日~金曜日(祝祭日と12月29日~1月3日は休み)の午前9時~午後5時です。

紛センは全国11か所にあります。

2.法律相談・和解・斡旋

被害者が事故の状況や内容から損害額について紛争処理センターの弁護士に説明をして申立人の主張を聴取します。

提出された資料を確認の上、問題点を整理したり、助言を行います。内容の検討が済んだら次は加害者側の保険会社に賠償額についての逆提案を行います。

両者の主張内容から紛センの弁護士から斡旋案が提出され調整をはかります。

3.審査会による審査

紛センの弁護士の斡旋案で調整ができなかった場合には上部の判断機構である審査会において検討され、裁定案が作られます。

被害者がここで裁定案に納得すれば示談が成立します。この時、加害者側の保険会社は審査会が出した裁定案については異議申立ができないものとされています。

4.裁判

被害者が裁定案に納得がいかなかった場合にはこれを受け入れないことができ、その場合は裁判に判断を委ねることになります。

紛争センターを使用するメリットについて

メリットについて

紛センの利用は書類作成の実費負担はあるものの無料であるため、法律家と交通事故のことで非常に相談しやすい環境が整っております。

また損害賠償額において、中立的な立場での金額を算定してもらうことができるため納得のいく基準を持つことができます。

紛センを利用した場合においての注意点

  • 紛センの担当者とウマがあわなくても、手続きが終わるまで原則として変更してもらうことができません。
  • 損害賠償の請求内容によっては色々な資料を集めてもらう必要があるため、裁判並みの時間がかかることがあります。
  • 紛センでの算定される損害賠償額には遅延損害金や弁護士費用などは含まれません。
  • 紛センに申し込んだだけでは時効は中断しないため、別に時効中断手続きをとる必要があります。

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