治療効果が疑われた東洋医学の治療費の支払い拒否

治療効果が疑われた東洋医学の治療費の支払い拒否

事件の内容について

追突事故により、首の痛みを感じた被害者が整形外科に通院していたが、症状の改善が見られないため、接骨院に切り替えました。

接骨院に通院し、4か月が経過したとき保険担当者が院長に対して治療中止の施術証明書の提出を求めました。

保険会社(共済)の担当者は「中止の施術証明書を出してくれれば治療費は支払うが出さないのであれば、治療費は全額支払わない」と言ってきたのです。

院長も抵抗しましたが、保険会社に支払い拒否されては大変なので自由診療を打ち切り、以降は健康保険を利用しての治療ということで手続きを進めました。

この後、被害者は8か月たって首の痛みが治まらないことから「症状固定」としました。

本来であれば「症状固定」の診断を受けたときまでの「治療費」や「休業損害」が支払われるものですが、保険会社は「中止の施術証明書」を盾に治療は終わっているため、それ以後の治療費については一切払えないとしてきました。

この事件の結末

「日弁連交通事故相談センター」を通じて示談し、最終的には治療費の支払いを受けましたが何とも後味の悪い結末です。

東洋医学は西洋医学に比べると保険会社や弁護士に「適切な治療費」として認められにくいところがあります。

そのため、鍼や灸などの治療は保険会社からの抵抗されることが良くあります。

治療費の支払いを打ち切られる通知がきた場合には簡単に諦めずに、このタイミングをもって弁護士に相談するのが良いことがあります。

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