交通事故の親告罪について

被害者の親告罪

過失傷害罪と器物損壊罪

被害者が告訴しなければ罪にならないものが、交通事故にもあります。

悪質な信号無視や暴走行為の果ての交通事故の場合には、「重過失傷害罪」が成立し、被害者が告訴しなくても罪に問われますが、多くの過失傷害罪や器物損壊罪は「親告罪」は、被害者の「告訴」がないと裁判を始めることができません。

被害者は、告訴する事で多くのメリットが生まれますが、加害者が誠実に対応し、あまり追い詰めたくないと思って頂けたら、告訴されない事もあるかもしれません。

被害者が告訴するメリット

過失の証明が楽になるメリット

被害者が告訴することで事件として取り扱われ捜査が始まりますが、この過程で様々な証拠が集められます。

民事裁判では、被害者が加害者の過失を証明しなければなりませんが、専門的な知識を持つ警察が証拠品を揃えてくれるのです。

しかし、加害者が全面的に賠償責任を認めていたり、示談が成立している場合には証拠品を集める必要はなくなります。

相手を処罰できるメリット

親告罪は告訴することで成立する罪なので、告訴することで生じる刑事罰があります。

告訴する事で相手が100%刑事罰を受けるという訳ではありませんが、対応に不満があり、納得がいかない場合には訴えることもできます。

加害者のデメリット

示談がまとまらなかったり、事実を争っている場合には加害者は相手から親告罪で告訴される可能性が高くなると考えられます。

告訴を取り下げることを条件に示談を進めるという方法も被害者は持つことができるため、親告罪の存在は、被害者側に有利に展開で示談が進む傾向にあります。

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