道路を通行止めや渋滞させたことによる損害賠償請求について

交通事故により道路を通行止めにした場合の損害賠償について

交通事故により車が横転したり、ガソリンなどが漏れて危険な状態になったことで、道路が通行止めになることがあります。

道路を交通事故などで”通行止め”や”渋滞”をにした場合の損害賠償についてご紹介します。

 

 

 

 

 

 

一般道路を通行止めにしたり、渋滞させた場合

損害賠償請求は、物理的損傷の修繕費用

民事として請求権が存在するのは.「直接被害を受けたときの賠償責任」だけとされています。

そのため交通事故により信号機や道路標識などを破壊した場合など、道路の復旧に必要な費用は損害賠償請求されますが、事故により交通渋滞や通行止めを発生させたことによる損害賠償までは求められません。

 

高速道路を通行止めにしたり、渋滞させた場合

修繕費などの物理的損害に対する費用のみ請求

NEXCOでは交通事故により、通行止めにしてしまった場合でも、その原因者に対する損害賠償はガードレールや道路の修繕費などの物理的損傷に係るものだけを請求することにしているようです。

そのため道路利用者が目的地前でインターを降りることになったとしても、損害賠償額は生じないものとされていて、また有料道路利用者が事故のために減少したとしても、その損害賠償請求は行われないのが普通です。

Q&A なぜ事故を起こした原因者に渋滞等による損害賠償を請求しないのですか?

原因者負担金として請求できるものは、物理的損失の原状復旧に関した費用と解されます。通行止めにより滅失した得べかりし収入等は、事故により通行止めが必要となったことに付随して想定されるものであり、直接生じたものではないことから、負担命令の対象とはなりません。

NEXCO西日本公式ホームページより

 

損害賠償請求が発生した事例

高速道路での通行止めによる損害賠償請求は、基本的には物理的損傷に係るもの修繕費用などの原状回復にかかるものになりますが、例外もあります。

具体的には『2008年に首都高で起きたタンクローリーの横転炎上事故』になりますが、この事故では高速道路が復旧するまでに2か月ほどかかっており、その間ずっと通行止めが続いていました。

そのためNEXCOでは、復旧費用としての17億円のほかに、逸失利益として15億6000万円の損害賠償請求が行われたことがあります。

自動車保険の対物賠償保険が絶対に無制限でなければいけないと感じる案件になりました。

 

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